診療内容
脊椎・末梢神経外科・シビレ外来では、腰椎椎間板ヘルニア、高齢化に伴い患者さんの多い腰部脊柱管狭窄症などの腰の疾患、頚椎症性脊髄症、頚部神経根症などの頚椎疾患、手根管症候群、肘部管症候群などの末梢神経疾患を対象としています。
集中治療室を術後使用が必要な場合のある脊椎疾患や術後、放射線療法が必要な脊椎疾患や手術に6時間以上もかかり、輸血が必要な脊椎疾患(たとえば、脊椎転移性腫瘍や脊椎外傷、脊椎側弯症、慢性リウマチによる頚椎疾患等)は設備などの関係等で当院での治療はできませんのでご了承ください。診療上のモットーは「神経症状に対する責任高位診断の「見立て」にこだわる」です。手術治療では手術用顕微鏡下に特化した低侵襲手術です。その中で特に腰椎では筋肉温存型顕微鏡下半円周除圧(MILD-SCD法)、頚髄症に対する白石法(筋肉温存型選択的除圧)などが、乗上が最も得意としている術式で多く行なっております。
私のこれまで術者としての執刀手術件数(令和5年12月末日まで)は顕微鏡下脊椎・脊髄手術4163例、末梢神経外科手術997例で脊椎・末梢神経・運動再建外科として総数5160例です。
手術件数
総数5160例 平成元年(1989年)7月 ~令和5年(2023年)12月まで
脊椎外科 4163例
末梢神経・運動再建外科 997例
着任からの総数2572例 平成18年(2006年)8月 ~令和5年(2023年)12月まで
手術方法の特徴
●腰椎椎間板ヘルニア
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MD法…2cm皮切の筒状開創器使用の L5/S1椎間板ヘルニア、外側型ヘルニア、同法希望者に対してのヘルニア摘出術
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カスパー法…一般的顕微鏡下ヘルニア摘出法
●腰部脊柱管狭窄症
筋肉温存型・顕微鏡下半円周除圧術
●頚髄症
小皮切での筋肉温存型椎弓展開 顕微鏡下脊柱管拡大術
神経根症合併例も顕微鏡下椎間孔拡大併用
●頚部神経根症
後方からの低侵襲手術
●手根管症候群
電気生理学的検査による確定診断と障害程度の評価
小皮切、内視鏡併用除圧術
論文
主なビデオ発表演題
メディア
講演
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平成17年3月18日(2005年)
高齢者のがんこな腰背部痛、四肢のシビレと対策
第30回大阪市市民公開講座(毎日新聞社後援) 大阪市
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平成19年3月17日(2007年)
脊椎・末梢神経両面から見たわたしの鑑別診断のコツ-特に片側運動麻痺を主訴とする疾患を中心に-
第40回広島脊椎・脊髄セミナー 広島市
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平成25年7月27日(2013年)
私のおすすめNeurology -上肢編 下肢編-
第9回NEURO spinalセミナー 岡山市
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平成26年1月18日(2014年)
私のお薦めNeurology
第一回北大阪 神経を学ぶ会 大阪市
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平成27年6月4日(2015年)
私のおすすめNeurology
第3回 いわき光が岡運動器疾患カンファレンス いわき市
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平成29年4月11日(2017年)
脊椎・末梢神経外科 Common diseaseの鑑別診断ポイント-今、軽視される良医への必要条件-
第30回 西尾 久 ニューロカンファ 東京 浅草ビューホテル
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平成30年3月23日(2018年)
脊椎・末梢神経外科 Common diseaseの鑑別診断ポイント
第37回秩父郡市整形外科研究会検討会 秩父市
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平成30年7月 (2018年)
農業・漁業地区の中・高齢者が知ってて損はないシビレ・坐骨神経痛(脊椎・
末梢神経外科疾患)と腰痛・腰曲がりについて 田野畑村 岩手県 村健康講座
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平成30年9月 (2018年)
脊椎・末梢神経外科 Common diseaseの鑑別診断ポイント-今、軽視される良医への必要条件-
NEURO spinalセミナー 岡山市
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平成30年11月 (2018年)
片側上肢・手にシビレ・麻痺を来す疾患の診断 私のおすすめ鑑別ポイント-今、軽視される良医への必要条件-
日本臨床神経生理学会 シンポジウム 東京 お台場 園生 雅弘教授 -
令和2年1月31日 (2020年)
手足のしびれ・坐骨神経痛の上手な医者のかかり方&腰痛・腰曲がりの予防について
田子町健康講演会 青森県