臨床工学科
診療科・部門紹介
臨床工学技士について
病院には医師や看護師の他に、レントゲン・CT・MRIなどを扱う診療放射線技師、血液や細菌検査・心電図や脳波などの検査を行う臨床検査技師、リハビリテーションを行う理学・作業療法士等が働いています。『臨床工学技士』も病院で働く医療技術者です。医師以外の診療補助に従事する看護師や各種の医療技術者のことをコメディカルと呼び、臨床工学技士もそのコメディカル職種の一員として今後益々増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献しています。
1987年5月に制定された「臨床工学技士法」に基づく医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格で、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う事を業とする医療機器の専門医療職種です。
生命維持管理装置とは、人の呼吸・循環または代謝の機能の一部を代替、または補助することが目的とされる装置で、人工呼吸器や人工心肺装置、人工透析装置等が含まれます。
臨床工学技士について
夜間、休日もオンコ-ル体制をとっています。
血液浄化業務
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当院の透析センターは透析病床数29床(On-line HDF用監視装置27台、個人用透析装置2台)を有し、入院患者および外来維持透析患者の血液透析治療を行っています。
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血漿交換療法(PE)、血液吸着療法(HA)、血漿吸着療法(PA)、腹水濃縮還元再静注療法(CART)などの各種血液浄化療法に携わっております。
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関連学会のガイドラインに則り透析用水・透析液のエンドドキシン、生菌検査を行い、水質管理を実施しております。
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日常点検・定期点検計画の策定および実施をしております。また装置トラブル発生時の対応も行っております。
多人数用透析監視装置[GC-110N]
水処理装置・透析液供給装置[BCピュアラー・ピュアフロー]
個人用透析監視装置[SD-300N]
医療機器中央管理業務
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院内で使用される輸液ポンプ・シリンジポンプ・ベッドサイドモニタ・人工呼吸器・体外式ペースメーカーなどの様々な医療機器を院内ランにて一元管理しており、安心かつ安全に機器が使用されるように保守点検を実施しています。
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病院内を巡回して除細動器や使用中の人工呼吸器などの点検の実施や、病院職員への医療機器の適切な使用方法の勉強会も実施しています。
人工呼吸器[V60]
ネーザルハイフロー
シリンジポンプ[TE-351]
ベッドサイドモニタ[PVM-2701]
体外式ペ-スメ-カ-
人工呼吸器[SERVO-s]
輸液ポンプ[TE-261]
医用テレメ-タ[WEP-5024]
除細動器